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UX先生
集中力を高める「ポモドーロ・テクニック」は、作業の切りが悪くても、気分が乗って集中できていても、1ポモドーロ(25分間)経過したら、強制的に休憩をとるのがルールです。
今回は、次の疑問に答えます。
疑問
- 集中力が途切れるまで休憩しなくても良いのでは?
- 集中時に強制的に休憩を取るのは、逆効果では?
ポモドーロ・テクニックをご存知ない人は、こちらの記事 を読んでください。
ツァイガルニク効果を得られる
ツァイガルニク効果とは?
ツァイガルニク効果とは、人は達成できなかった事柄や中断している事柄の方を、達成できた事柄よりもよく覚えているという心理現象です。
実例
テレビ番組で今後の展開に期待感を持たせてから「続きはCMのあとで!」とCMを差し込んだり、テレビCMの最後に「続きはWebで!」とWebサイトへの誘導を促す。
どちらも「ツァイガルニク効果」を活用した例です。
「続きはWebで!」って、大流行りしましたよね。懐かしい〜。
仕事や勉強にも応用できる
ツァイガルニク効果は仕事や勉強にも応用できます。
私達は「ここまで出来たら」「この章まで終わったら」と、切りの良いところで休憩を取りがちです。
その方が「やりきった感」があり、気持ちが「スッキリ」しますよね。
では、切りの悪いタイミングでも強制的に作業を中断するとどうでしょう?
良いタイミングで中断したときに比べ、もやっと感みたいな緊張状態が残ります。
そして休憩後には、「早くあの続きを終わらせたい!」という気持ちが加速!
集中力を一気に高いレベルまで引き上げてくれる効果があるのです。
ポモドーロ・テクニックは、あえて物事を完結させず中途半端にすることで「続きが気になる」状態にさせ、記憶や印象に残す「ツァイガルニク効果」も取り入れられたメソッドなのです。
集中は「泳ぎ」に似ている?
「集中」は「泳ぎ」に似ています。
息継ぎなしに、ぐぅーーっと息を止め、顔を真っ赤にして目的地を目指す泳ぎ方と、定期的に適度な息継ぎをしながら、目的地を目指す泳ぎ方があるとします。
さて、どちらの泳ぎ方が遠くまで行けそうですか?
目的地を目指しながら適切な判断ができそうなのはどちらでしょう?
答えは「定期的に適度な息継ぎをしながら、目的地を目指す泳ぎ方」です。
高い集中力をキープし続け生産性をアップするためには、こまめな休憩(息継ぎ)が、とても重要なポイントなのです。
最後に
いかがでしたか?
ポモドーロ・テクニックの紹介記事には、集中していれば休憩は取らなくても良いと捉えている方もいらっしゃいますが、上記の理由から私は必ず休憩をとることをオススメしています。
私のおすすめアプリは、下記のリンクからご覧ください。